2015年11月30日
今は2015年。
この前のblog投稿から2年経っている。
この2年間私の日常は特に変わったこともなく、
ありふれた日常をずーっと続けさせていただいている。
終日自宅で一歩も出かけない日もよくあるが、週に2日位は駅まで歩いて通勤電車に乗り、
仕事先のお宅へ行き、掃除や洗濯、時にはお料理をして帰ってくる。
早い時間に仕事が終われば、デパートへ寄り道をしてウィンドショッピングを楽しんで自宅に帰ってくる余裕もある。
きらびやかなものを見るのはとても楽しいので、そのまま歩き続けて見て回っているが、
朝から勘定すれば7、8時間立ちづめでへとへとで帰ってくる。
自分でも呆れるほど飲まず食わずで疲れて帰ってくる。
そんな日常は、年齢を重ねた私にとって、特に幸せと言っていい。
東日本震災に遇ったふるさとに戻れない多くの人たち、
台風や水害の災害に遇った世界中の人たち、
シリアの難民や中東での紛争地域に生まれた人達は、一生を知らない土地で過ごさなければならない。
自分の良く知った土地で、どれ程ありふれた日常を過ごしたいか、想像しても余りある。
人間としての当然な願いがかなえられないでいる。
私のなれた日常に、つまらないと思ったり、気に入らない出来事があったり、それなりに苦しいことがある。
平和な日本のその恩恵を受けたまま、私は今日を不満げに過ごしたのでは申し訳ないと、ちょっと思う。