2012年1月29日
30年来の友達が、昨年11月に
“焼き菓子の店-hanna”を主婦5人でオープンさせた。
彼女から送られてきた今年の年賀状にはこんな文章で始まっていました。
2011年3月11日、仙台市内を車中で地震に遭遇した友人は、
運転者の誰もが消えた信号機を前にして、規則正しく 譲り合い、
クラクションひとつ鳴らす事もない、真空状態のような空気の中、
家路を急いだそうです。
それまではそれほど親しくなかった近所の主婦たちが、
水道やガスのライフラインが途絶えて、不自由な暮らしを助け合って暮らし、その結束力が、「夢の実現」への原動力になった と、かかれてありました。
11月までの間入念な計画準備をし、
オープンしてからは年末のお菓子の需要期でもあり、
連日売り切れで、生産が追いつかなかったと聞いていました。
そして昨日やっと、私の手元に、こんなものを売っているのよと
現物を届けてくれました。
あの震災がなかったら、踏み出す事はなかった夢が形となり、
一歩を歩き始めたところです。
2012年1月27日
昨年から裏千家のお茶のおけいこに通っています。
一般的にお茶のおけいこは敷居が高くて、長年興味はあっても
さわれないでいました。
何も今からお茶の名人になりたいのではなく、
この歳で今更ですが、「お茶から発生する文化を知りたいと思う。」
「そしてお茶を生々堂々飲めるようになりたいと思う。」
そんな私のささやかな気持を理解してくださる先生に、やっとめぐり合えたから。
こんな気持で今通っています。
しかし、初めて接するお茶の文化は、
月にたった一度の、毎回ごとに驚く事ばかりです。
お部屋のしつらえや道具の置き方ひとつひとつが
あっと驚く程美しい!!
例えば炭手前に使用する菊炭の、送られてきたダンボールを開けた時の
切り口が、息を呑むほど美しい!!
鷹の羽をセッティングした時のビジュアルの美しい事といったら。本当に!!
武蔵野の文化会館で行われた初釜は
お客様の中にフィンランド大使館の外人の方達も6、7人いらしたので、
お昼は、価格の安い500円ほどのとり寄せたお弁当でしたのに、
黒い塗りの懐石盆に移し替えて食べていただき、とても喜ばれたようです。
老人ホームの車椅子の老婦人達も、作法ぬきで楽しんで帰られ、
こんな風にお茶の文化を平たく楽しめるのが、とてもいいなと思います。
コーヒーも大好きなのですが、
こんな魅力的なお茶の世界に私は、今しばらく引き込まれそうです。
2012年1月8日
いよいよ2012年が始動しました。
私も今日からやっと2012年に進める──という実感がわいています。
昨年末より体調をくずし、生きているのか死んでいるのか
はっきりとした意欲がなくお正月も過ごし。
それでもこの一週間は昨年のうちに約束した予定をこなしているうちに、
その時々に会った人たちに元気にしてもらいました。
人は一人では生きていけないとつくづく思います。
このブログもなかなか軽々書けないでいます。
私が何よりも書くことが楽しめていないからです。
先の見える人生をできるだけ自由に楽しく過ごそう、と
決心しているのに、まわりのしがらみにとらわれる
情けない私がいます。
さて、私の持っている時間の半分は仕事をして働く。
残りの半分の半分は大事な友人達と一緒に楽しむ。
そして、私に向かって思うのは今私は何がしたいのか。
あとの残りの時間はだれにも立ち入らせないで、私のためだけに使うのだ。
こんな今年が生きられたらどんなに幸せでしょうか。
それもこれも健康があってこそ。ですね。