2010年11月24日
陽をさんさんと浴びて、
なんてリズミカルに、楽しげに、
干されているのだろう!
百目柿の皮をむいた人の、
手のあとがクッキリと見えて、
何か暖かい気持ちになる。
何時まででも見ていたいこの風景。
今から私達も同じ陽を浴びて、
表で食事をしよう。
11月23日勤労感謝の日
2010年11月16日
今新国立美術館で開かれている〝ゴッホ展〝は大盛況である。
副題が──こうして私はゴッホになった──とついているように、
評価されているゴッホ独自の表現が確立するまでの変遷や経緯が
順を追って細かく展示されている。
ゴッホが敬愛していたミレーの絵を模倣しているデッサン画や、
印刷された本の挿絵を見て模倣していた発展途上のゴッホの様子がよくわかる。
今、天才と思うほどの絵画力のあるゴッホも、
27歳の画家になろうと志した当時は
ごく普通の画学生であったように思う。
自分の絵に確信を持つまでのゴッホの揺らぎがみえる。
画家を志してからの10年の集中はさすがにすごい。
違う角度からの〝ゴッホ展〝を堪能はしたのだが、
音声ガイドがTVでおなじみの安住紳一郎さんの声で、
聞いているとテレビでの安住さんの表情が
私の頭の中に浮かんで、消せない。
何やら可笑しくなってガイド内容に集中できない。
ゴッホの解説には安住さんの個性が出すぎてそぐわない。
さらにもっと違和感があったのが、
13日放映していた「世界ふしぎ発見」のブルゴーニュ地方編の中で
TBSテレビ協賛の色が濃く、この展覧会の告知を2度も中にいれていて、
なぜか不快感が。
番組としての「世界ふしぎ発見」への密度がうすくなって、
信頼感がちょっと・・・・なくなる。
番組終了後、しかけられた企画展の感じが表にあらわで、
感じの悪さが残った。