2010年4月27日
休みの日はリュックを背負って、できるだけ長距離歩くように心掛けている。一日歩いて帰って来ると快い疲れと、私なりに少々の達成感があって爽快な気持ちになる。
小学生の時遠足に参加できなかった残念な思い出の残る鎌倉の大仏さんと、テレビで放映されていた長谷観音を見学に出かけた。
テレビで映っていた十一面観音菩薩像は、大和(奈良県)長谷寺の二人の仏師により、楠の霊木から二体作られ、一体は大和(奈良県)長谷寺の本尊となり、残る一体は海に流され、流れ着いて鎌倉の長谷寺で祀られていると説明されていた。
まじかに見る観音様は9メートルもある大きな木彫仏で威厳にあふれ、
観音山のすそのから中腹にかけて広がる境内は、さくらや石楠花、山吹、かいどう、藤などが咲き乱れ、
極楽とはこんな所かと思わせる程の華やかさ。
境内の見晴台からは、遠く相模湾まで見渡せ、眺望絶佳。
2010年4月14日
コーヒーを美味しくペーパーで点てる条件は
豆の質が良い事や新鮮な水だったり、
あるいは点て方のタイミングだったりする。
過程でコーヒーの粉を十分に蒸す作業は、
味をひきだすのに欠かせない作業だ。
上記の写真のように、知人は熱心に“蒸して”研究しているとか・・・
独創的ではあるが、どう?だろう。
一般的には、
ペーパーにコーヒー粉を入れて、わずかに浸みていく一湯目は、
良い香りがして期待に胸がふくらむ。
そうして、蒸らす時間は何も考えない。
蒸されてコーヒーが膨らむのをただ見つめて、待つ。
十分に味がひきだされた、コーヒーの湯気が立つのを眺め、
楽しむ。
そのコーヒーカップを持って、ゆっくり窓際ですわり、
新聞を読もう。
そのリラックスした時に、新しいシンプルな考えがひらめく。
2010年4月5日
目黒権野助坂にある「銀座ウェスト」の喫茶室で
何年か振りにお茶を飲んだ。
ステキだなーと、思う。
この時代街なかで、こんな風な喫茶店はどこをみたってなかなか無い。
コーヒーも流行のエスプレッソではない。
私の大好きな軽く飲めるストレートタイプ。
3人がけの丸テーブルにピンと張った真っ白なテーブルクロス。
ピカピカに磨き上げた銀のシュガーポットと
ミルクピッチャー、スプーン。
どこをみても清潔で、明るくて気持ちがいい。
あーなんて、なつかしいこの空気感!!
私が目黒に来た当時もう開店していたと思うから、
30年は少なくとも同じ場所にある。変らぬたたずまい。
長きに渡るりんとした経営姿勢は、なかなか真似できるものではないと思う。
今の時代はこんなに高品質なサービスを提供していても潰れてしまう時代である。
“私も日常的に利用しなくちゃ!”
もっと寛いでいたい気持ちを引き千切って、帰宅したのでした。
ちなみに、「銀座ウェスト」のクッキーの美味しさは、
私の三本の指にはいる。
勝手ながら、三本の指のあと二つは「学芸大学のマッターホーン」と「芦屋アンリ・シャルパンティエ」である。
お使い物にして胸を張って持っていける、安心のクッキーなのである。
2010年4月1日
甥っ子とその息子が一緒に、何年か振りに我が家を訪ねてきてくれた。
甥っ子といっても年齢が近いので、話も近い。
嬉しくなって、帰りがけに
手元にあったコーヒーをお土産に渡した。
そのお礼のメールがちょっと面白いので、書き留めておこう。
コーヒーありがとう。
入れるのは、朝早起きの小生の仕事です。
毎朝愉しんでます
昨日でフレッシュローストフジスペシャル(FOB)が終わり今日からレインフォレストアライアンス(熱帯地方同盟)コーヒーです。コーヒーを入れながら香りをきくのも楽しみの一つです。
FOBは、芳醇の一言に言い尽くされるといっても過言ではなく
狭い台所は、コーヒーの大人っぽい香りに満たされる。ところがエレサルバドルは、雑草の匂いが混じってます。(これは気のせいかもしれませんが・・・)
熱帯地方同盟コーヒーと訳した知性の先走りでしょうか。はたまたアロマ製法・・・・なんての説明書きあり、
コーヒーの袋には、カタカナが多い。
勉強になります。息子もFOBのほうが旨いといってます。
珍しく意見が合いました。朝の父子の会話にコーヒーが加わって
お互いに大人っぽく振舞う昨日今日です。
こんなに喜んでもらってヨカッタ・・
父子の大人な会話でコミュニケーションもとれて。