2009年9月23日
有名なこの詩を、私に送ってくれた友達がいる。
この詩とともに書いてくれたメールでの手紙は、
弱っていた私の心にドンピシャはまり、
涙が止まらなかった。
宮澤賢治の言葉の一つ一つの意味することが、
はじめて私の心にしみわたり、
今も読み返す度になぜか、涙あふれる。
日常の中で訳もなく泣いていては恥ずかしいので、
あれから、この詩にふれないようにしていた。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキ小屋ニイテ
東ニ病気ノ子供アレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニ疲レタ母アレバ
行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ
最後の7行は、特にしみる。